茄子アンダルシアの夏を見た

泣いた、泣いたのは自分が泣きたかったからか

お兄さんの方が上手く生きている、自転車は上手くやめて、上手く嫁さんも捕まえて、

そして、最後に言った『みんな、お前が好きなんだよ』の言葉も上手い

そうだよなあ、こんな弟はみんな大好きだよ

がんばってて、好きになるに決まってる

でも上手くは生きられないのだなあ、ヒロインもお兄さんの方にいった、そうだよねえ、女子はやはりそういうものだと思うし

だけれども、弟のレース後の打ち上げで終わっていて、彼は彼の世界を築いていて、そこで生きていく、地元には戻らないという終わり方

すげえ良かった

 

男にとっての失恋、あのどうしようもない気持ち、どこにも向けようのない気持ちが、ビシビシ見える描写だった

ヒロインが主人公の事を確実に好きだというのが伝わるし(だからお兄さんのセリフがすごい)

主人公が勝てたのは地元で、お兄さんの結婚式で、お兄さんの嫁さんがヒロインで、その全てがあったからこそだったのかと思えた

最後のシーンは泣いていた自分が報われた瞬間だったのかと思う

 

おもしろかった